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旧仙洞御料庄屋屋敷2 西尾家の離れ 茶室

旧西尾家住宅見学会 その2です

主屋の見学のあと 庭に出て 茶室や離れを見学しました

庭には 阿屋がありました 
四腰掛と呼ばれています 4つの腰掛が それぞれ正対しないように卍の形に配置してある珍しいつくりです
桂離宮の卍亭の写しといわれています

四腰掛

明治39年ごろの建築と言うことです
庭で休憩するあづまやですが 窓にはガラスが入っています 寒い季節でも大丈夫ですね


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続きです

この家で生れた貴志康一の代表作 ノーベル賞の晩さん会でも演奏された竹取物語が YOU TUBEにありました
美しく現像的な音楽です
聞きながら 読んでくださいね



主屋の西面?
屋根の傾斜が丸みを帯びていますね 
反るの反対です 「むくり屋根」 といいます
やさしい感じですね 関西の古い家は 大体こういう屋根が多かったです

春に行った出雲では民家の屋根は反っていましたが  そり屋根には権威を感じますね

主屋


こちらは 茶室です 
燕庵写し 手前座方向を見ています

茶室


この屋敷を立てた西尾家十一代当主西尾歟右衛門は 茶道薮内流の奥義を極めた茶人で この茶室は京都の薮内家の茶室燕庵写しと雲脚写しを一棟にしたものだということです (ようわからん)

離れです 
東棟(洋室)と西棟(和室) 2棟で構成された離れは 武田五一設計で大正15年(1926)上棟です
長屋門横の居住部を取り壊して建てていますね

まず目を引くのは ビリヤードルームがあったのです

ビリヤード 玉


ビリヤード 撞球室は 大きく採った2面の窓と入り口のガラス戸から陽が入る明るい部屋でした
アールヌーヴォー風の照明器具は 応接室の器具と同じく大阪玉造にあった電気器具製作会社の製品で昭和初期のものです

離れ ビリヤードルーム

大正時代は モダニズム文化が花開いた時代 ビリヤードが流行していたのでしょうね

設計の武田五一は 関西建築界の父と言われ、和洋折衷の技法を取り入れた建築家です
ビリヤードルームの天井は 寺院建築に用いられる格天井です

洋間です アールヌーボー風の花鳥のデザインのステンドグラスが美しく 隣接してサンルームがあります
洋間の床は寄木細工の手の込んだものです

部屋では この家で生まれ 若くしてなくなった天才音楽家貴志康一(1909-1937)の曲が流れていました 貴志康一については 最後に書いています

離れ 洋間

花鳥をデザイン化したステンドグラスは 一つ一つ異なった絵柄です

ステンドグラス

和室の東棟には 渡り廊下でつながっていますが これがまた 和風の凝ったものなのです
ビリヤード室の横の廊下の天井は 網代編みでした

和室から見る渡り廊下は 曲がった狭い廊下で 舟底天井 皮のついた桜の木を桟に使っていますね

高低差のある西棟と東棟を結ぶために 反りあがるように湾曲した材を選んで 棟と桁に用いています

渡り廊下

和室の待合の丸い明かり窓です

和室丸い窓


離れの和室です
この部屋の畳はとっても大きいのです
関西のこの時代の畳は 関東のよりも大きく 0.96m×1.92mですが それよりも大きい1m×2mのメーターモジュールで作られています 日本の住宅の改良を考えて実践したということです

離れ 和室

あと 庭には とてつもなく大きな防火水槽 これは戦後の一時期プールとして使ったということです
子どもの頃泳いだことの有るかたは深くて怖かったといっておられたそうです

防火水槽

ボイラーを備えた本格的な温室があったのですが 第2次世界大戦中 ガラスが光って敵機の攻撃目標になると取り壊され 今はコンクリート部分だけが残っています
ボイラーを備えた本格的なものだったそうです

温室跡

本格的な温室もあるぐらいですから 植物には興味を持っておられたのでしょうね

植物学の権威 牧野富太郎博士は 12代当主と深い親交があり この家にも何度もきているそうです
古くから吹田で栽培され宮中にも献上されていた姫慈姑(クワイ)を吹田慈姑と命名し 学術的に紹介されたのだそうです

その吹田クワイが栽培されていました
慈しみ深い姑と書いて クワイ やさしい姑=クワイ 何でこんな文字を使ったのでしょうね

吹田慈姑

この日 私たちのグループが30人弱 そのほかにも何組も見学にきておられましたから 混み合っていてちゃんとした写真は写せなかったので また行って それからアップしようとと思っていて アップが遅くなりました
写真 まだ撮りに行っていません
こんどはもう少し芸術的に写したいと思います

たいした写真はありませんが ほかにも写しています
大きなサイズで入れていますので 興味のある方はご覧ください

アルバム「旧仙洞御料屋敷 旧西尾家住宅」


貴志康一について

阪神間モダニズムを語るときに よく名前の挙がる音楽家で若くしてなくなった天才音楽家 貴志康一は 1909年 この家で生まれました(母方の実家)
芦屋に育ち ヨーロッパに音楽留学し 帰国後 指揮者 作曲家として活躍したが 1937年28歳で病死
湯川英機のノーベル賞受賞式後の晩餐会では 貴志の曲が演奏されたのです
晩餐会では 受賞者の国の音楽を演奏するならわしだったのですが 当時日本の音楽家でヨーロッパに名前の知られている人はいなくて 貴志だけが戦前にヨーロッパの楽壇で活躍したことがあって覚えていた人がいたのですね
貴志康一の生まれた部屋も公開していました



BLOGに貴志康一が紹介されていました
よかったらどうぞ 輝きの時 "Carry Out Your Life !" 


長いリポートを最後までありがとうございました


仙洞御料庄屋屋敷は 吹田市内本町2丁目15番11号
場所などは こちら をご覧ください



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当BLOGで使用している写真 動画の複製 無断使用 お持ち出しは ご遠慮くださいね



カメラ機種名 Canon EOS Kiss Digital X
撮影日時 2010/05/05
レンズ TAMRON AF 17.0 - 50.0 mm



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コメント

こんにちは~^^
私が藤が丘に住んでいたのは1991~1992年頃です

屋根の傾斜が丸みを帯びている家屋を目にしますが「むくり屋根」というのですね、勉強になりました(^^ゞ

離れの照明やステンドグラス、ソファー横の火鉢(新しい?)などどれも素敵!

2010/07/20 (Tue) 17:14 | ダイナ #- | URL | 編集
ダイナさんへ

1991年ごろでしたら まだここにお住まいだったと思います

むくり屋根 私も言葉を知らなかったのですが 前に大学の建築科の先生に教えていただきました

ここに展示してある家具類がすべて西尾家のものだったのかどうかは 知らないのですよ
お聞きしたのは 物納した時点では 取り壊されるのを覚悟していらしたそうです

2010/07/20 (Tue) 17:46 | TOSSY #- | URL | 編集

こんにちは~

最初に訪問したときはボランティアさんの説明に「へぇ~」と感心しっぱなし。
そして今はTOSSYさんの解説に「へぇ~」でございます。

色んな知恵が散りばめられてますよね。

撮影が主目的の場合、その旨を伝えると説明控えめに案内してくれるそうです。
私の時は「勝手知ってはるやろうから」と付き添いなしでまわらせてくれました。

2010/07/21 (Wed) 09:20 | とっぷん #zRY05/.E | URL | 編集
とっぷんさんへ

西尾家 秋にでも行こうと思っています
撮影目的と伝えておけば考慮していただけるとのこと 有用な情報ありがとうございました

< 色んな知恵が散りばめられてますよね。

写真のまずいぶん 口で補っております

2010/07/22 (Thu) 13:49 | TOSSY #mXJ0wlpU | URL | 編集

ここも行きたかったんですが、忘れかけていました(^^;
TOSSYさんの説明と写真に、行きたい気持ちがますます強くなりました。
暑さが治まったら行ってこようかと思います。
どうも有り難うございました。

2010/07/22 (Thu) 21:24 | zuboratarou #SFo5/nok | URL | 編集
zuboratarouさんへ

行かれるのでしたら地図をお忘れなくね
ちょっと分かりにくいです
部屋の中は暗いですから できるだけ明るいレンズをお持ちになることをお勧めします
F2.8でもISO感度上げないとダメでしたよ

2010/07/22 (Thu) 22:06 | TOSSY #mXJ0wlpU | URL | 編集
これは良いものを拝見しました

取り壊されそう⇒ 保存運動 ⇒ 取り壊し止め ⇒ 国の重要文化財
 ですか!! 

 いやいや これを”取り壊し” っていうのは ”もったいない” ですね
 
 へ~ 
  アールヌーヴォー よくご存知で! 感心!
  建築学科の授業でよく出てきていました。 

 え~ ビリヤード 意外ですねこれは。。。。 

 連絡通路は湾曲した木材ですか! へ~~ やりますね! 

 掲載の写真の一枚々に びっくりやら 感心して唸らされるやら
 これは 実際に行って見て見たいですね。。 
 当時の保存運動に拍手ですね。

2010/07/23 (Fri) 01:34 | kei #CvGXsNjo | URL | 編集
keiちゃんへ

物納されて 取り壊されることがほぼ決まっていて 元持ち主さんもあきらめておられたというか 物納される時点で取り壊されると覚悟しておられたそうです
市民運動ってあきらめないでしていると結果が出るのですね

アールヌーヴォー 知っていますよ
エミールガレのガラスや クリムトの絵などは展覧会で見ていますよ

この屋の当主は 非常に趣味人でセンスが良かったようですね

2010/07/23 (Fri) 22:14 | TOSSY #mXJ0wlpU | URL | 編集

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