天上寺の歴史は、大化2年(西暦646年)の昔、孝徳天皇の勅願を受けたインドの高僧法道仙人が開創されたことに始まります
地図は こちら
お釈迦様の母上である摩耶夫人を祀っているのです
古い歴史のあるお寺なのですが 昭和51年1月 失火により全焼
立っていた場所は ロープウェイ虹の駅と 山頂駅との中間ぐらいのところで 長い石段の参道だけで車が入れないので 今の場所 ドライブウェイ沿いに新しく建立されました
以前の焼け跡は、史跡公園になっています
昭和60年に再建された 金堂です

こちらは ドライブウェイ沿いに立つ山門です
史跡公園に 立派な山門が焼け残って建っています
いずれこちらに 移築されるでしょう

ここから 長い石段が 天上の寺へと続きます
途中に 印度から送られた摩耶夫人像を祭った天竺堂がありました
これは 火事で焼失したのを知った神戸在住の印度の方たちが 浄財を集めて 贈ってくださったのです


石段を上がりきったら こんなかえるがお出迎えしてくれました

もちろん ご利益があるように なぜてきましたよ
摩耶夫人堂です

この中には 摩耶夫人が祀られています
摩耶夫人尊は、女性のあらゆる難病や苦しみを救ってくださる女尊であり特に安産と子授け・子育ての守護仏として知られています。
日本で最初に安産腹帯をお授けしたお寺だということです

印度から贈られた 夫人像とは ずい分と印象が違いますね
右下 TOSSYのサインの所に積んである白いのが 腹帯です
丁度 天上の大舞台が 完成して 落慶法要が終わった所でした
この舞台では 薪能などもされるのだとか
ここからの眺めはもうサイコウでした

金堂の縁側に座っていると風が渡ってきて 本当に気持ちよかったです

天上寺は 関西花の寺第10番霊場でもあるのです
いまは サルスベリがきれいでした

広い境内は まだ整備の最中です
古い石仏が沢山ありました



天空の大舞台からのながめです

以前にお寺のあったところは 史跡公園になっています
春に写したものです 正面の山は 摩耶山です

摩耶山に上るときは ケーブルを降りて このなが~い石段をよく登りました
今回は ロープウェイに乗ったので ここは通りませんでした
地震のあと 石段は 少し危険な状態のところもあります

特別におまけとして 珍しい写真です
いま 廃墟が ひそかなブームです
ここマヤには 知る人ぞ知る廃墟があるのです
旧摩耶観光ホテル ケーブル駅を降りた右手にあるのです
もう営業をやめて久しく 完全な廃墟です
映画のロケに使われたり 小泉キョンキョンが ここで 宮沢賢治の詩を朗読したTV番組もありましたよ

上の写真は チビデジのデジズームで写したので画像が汚いですね(春に写しました)

リンク
摩耶山天上寺HPは こちら
関西花の寺HPは こちら
摩耶観光ホテルは有名だから 検索でいくらでもでてきます
廃墟探訪のサイトです こちらに 詳細なレポートがありました
最後はなんだか廃墟ツアーのようになってしまいました
とっても ふしぎな空間 摩耶山です
機会がありましたら 是非おまいりなさってくださいね
冬季は 凍結しますから 車は避けたほうがいいですよ
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