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旧閑谷(しずたに)学校講堂と楷の木

旧閑谷学校講堂と楷の木

ずいぶん長いご無沙汰でした

お久しぶりです また ぼちぼちと書いていこうと思います
よかったら 覗いてくださいね

11月8日に 岡山県備前市の旧閑谷しずたに学校に紅葉狩りに行ってきました

閑谷しずたに学校は 江戸時代前期寛文10年(1670)に 岡山藩主池田光政によって創建されました
現存する世界最古の庶民のための公立学校です 

初めてこの地を訪れた藩主 お殿様が 「静かで景色が良く勉強がすすむだろうな」と 地方のリーダーを養成するための学校を作ろうと決めたのでした

家臣の津田永忠は 約30年かけて 元禄14年に現在とほぼ同様の外観を持つ 堅固な学校を完成させました
元禄14年といえば 江戸城松の廊下で 赤穂藩藩主浅野長矩が吉良義央に切りつけた年です
赤穂と備前 隣り合っていますが 殿様の性格は ずいぶん違ったようですね

もともとは 赤穂藩も岡山の池田家の分家筋だったのですが 2代藩主池田 輝興が突然発狂して 正室 侍女たちを切り殺すという事件を起こし 岡山藩にお預かりとなり 赤穂藩は改易 浅野氏が藩主になったのです

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続きです

閑谷学校は備前市にあります 
岡山市よりも 東 兵庫県よりです

パンフレットからアクセス地図お借りしました

閑谷学校アクセス

行ったのは 大阪の高校の同窓生15名 新大阪駅で待ち合わせ または 乗る列車で合流しました
朝の新快速電車での座席は確保はむつかしいので ちょっと贅沢ですが 新幹線を奮発して ひかりで兵庫県相生まで 相生から山陽本線で 和気(わけ)まで行きました
最寄り駅は 吉永なのですが 乗り物の関係で一つ先の和気まで行き ジャンボタクシー2台で閑谷まで行きました

先ず目に入ってきたのが 立派な門です 校門です

旧閑谷学校校門

私たちは校門から入るのではなく 右手にある受付のある門からです
この門は 閑谷神社外門 鳥居門です 閑谷学校の中に 創始者池田光政を祀った閑谷神社があるのです
閑谷神社は 現在工事中でした

受付門

旧閑谷学校は 特別史跡として保存されていて また2015年には 日本遺産第一号に認定されています
学校の周囲には 厚みのある立派な石塀で囲まれています

石塀

石塀の中には きれいに洗った小石を詰めているのだそうです ですから草は生えてこないのです
塀の上はかまぼこのように丸いです  平なら 上に櫓など建てることができ城とみなされるから丸くしてあるとのことでした

石塀 上部は丸い

一番大きな目立つ建物 講堂です 国宝です

講堂 

屋根は 創建当初はかやぶきだったのですが のちに備前焼の瓦で葺きなおされています
備前焼はこの地方の特産品で釉薬のかかっていない焼き締めの瓦です

楷の木です
紅葉し始めて間がなく 15日ごろが真っ赤になったようです
右側の木は黄葉します

2本の楷の木

楷の木の間の石段を上がっていくと 孔子廟
楷の木は孔子とかかわりの深い樹木なのです
聖廟前に植えられた一対の楷の木は高さ約10メートル
儒学の祖・孔子の墓所がある中国・山東省から1915(大正4)年に持ち帰った種から育った中の2本です
それまで日本に階の木はありませんでした
楷の木は雌雄があり ここに植えられているのは 確か二本とも雌木だそうです

石段を上がっていくと 孔子廟 門を入ったところから写しました
楷の木 きれいです

聖廟の門と楷の木

この門と校門は 一直線です 校門は 孔子さまが入る門なのだそうです
ですから入らないように柵がしてありましたよ

校門を通して楷の木と孔子廟が見えていますね

旧閑谷学校校門

校門のほかにも 講堂の正面に公門があり 公門はお成り門で 藩主が出入りする門です
少し離れて 飲室門 ここは生徒や教師たちが通る門です

左の門が飲室門 石垣の上の緑は 火除け山
石塀に沿って奥へ進み 火除け山との間を通っていくと そこに学房(教室)があったのです
江戸時代の建物はもうなく 明治時代の旧制中学校校舎が今は資料館になっています

右側が 奥から文庫 引っ込んでいますが 飲室(休憩室) 習芸斎(教室) 一番手前が小斎(藩主の間)です

飲室門と火除け山 習芸斎 

では 飲室から入ります 
奥の部屋には炉が切ってあり そこに 木炭以外は使うべからずと書いてありました
薪を使っていないので天井は煤で黒くなっていませんでした

飲室から外を見ると石塀

同じような曲線を描く丸太の梁 素晴らしいです すすけていないでしょ

梁に注目

隣の部屋は 習芸斎 この教室には 農民も通っていたそうです
今は 講堂での論語学習に用いる円座が重ねてありました

講堂学習に用いる円座

いよいよ国宝講堂です
周囲の縁側から覗くだけです

江戸時代 ここで論語や孟子など四書の講釈がなされ 朗誦をしたのです
床は拭きうるし 講義のあと今も乾いたぞうきんでから拭きをしています ピカピカです
ここでは墨を使ことは禁止だったのです

長押の上にかかっている三字額 「克明徳」は 岡山藩5代藩主の書です
10本のけやきの丸柱で支えた内室と 四方を囲む入側で構成されています
もう少し紅葉が進めば 赤い紅葉が床に映っているでしょう

講堂内部

いまも講堂での論語学習は 続けられていて 予約申し込みをすれば体験学習ができます
あの円座での正座で一時間 私には無理です



縁側から覗きました 
上部が丸くなった窓 お寺などでよく見かける形ですが 火灯窓(かとうまど)といいます

火灯窓

この小さな建物は 小斎(しょうさい) 藩主が使っていた部屋です
左に半分だけ見えている門は 公門 藩主の使う御成り門です
光が入ったのか失敗写真です 

小斎

この旧閑谷学校の建物には どの建物にも電気がひかれていません
ですから講堂を使うのも昼間の日の光だけです
首里城が燃えた後だったので 電気の入っていない建物なら漏電はないねと安心しました

ここの建物は 火にすごく注意していて 瓦に火除けのおまじないの模様がありました
上の段左は 講堂瓦 飲室門の軒先丸瓦には 六葉模様 右は 聖廟の六葉くぎ隠し

六葉とは 6枚の葉っぱを六角形に模様化したものなのですが 水草のコウホネの葉だそうです
丸瓦の下の平瓦には 波の模様が刻まれています
どちらも水に関係ありますね 建物を火災から守るお守りのしるしです
六葉のくぎ隠しは姫路城にも使われています

下段左は閑谷神社の鳥居門(外門)の瓦には 池田家の定紋「泊まり蝶」です
右は 孔子廟入口の門  破風の部分に懸魚(げぎょ)が下がっていますが ここにも六葉がありました
講堂にも 同じ懸魚が下がっていて 六葉らしきものが付いていました
懸魚そのものも防火へのおまじないと言われています

六曜の瓦 くぎ隠し

あまりにも素晴らしいロケーションと建物 
あれもこれもと書いて ついつい長くなってしまいました

機会があれば ぜひいらしてください
桜シーズンもいいですが 私的には 隣接する椿山の椿が咲くころにも一度行ってみたいです

最後までありがとうございました


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カメラ機種名 CANON PowaerShot G7X MarkⅡ
撮影日時     2019/11/08 






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Theme: 岡山県 | Genre: 地域情報
Tag: 紅葉

コメント

No title

こちらも大変ご無沙汰をしてしまいました ^^;) 
私も近年夜が眠くて眠くてPCの前でいつも居眠り・・・
BlogのUPが出来ない状態です。
撮った写真も時期を逃し お蔵入りがいっぱいです。
さて
さすがですね。全然というか さらに名解説ぶり発揮に驚かされました。
よく調べられて まぁ~ 名レポーターって感じです。
市販のガイドブック顔負けですわ!
それにね ”大阪の高校の同窓生15名”ですって
(^m^)ふふふ すごい これも驚きです。
同窓会そのものって感じじゃないですかぁ~。
岡山 兵庫 って行ったことがないし
まして 日本遺産第一号じゃ 国宝なんていうなら
行ってみたいですけどねぇ~ 
ん~ なかなか行けません。
でもね TOSSYさんとこきて これ見られてよかった。
行った気分で拝見させていただきましたよ。

説明中で”床もみじ”っていうのがありましたが
こちら 群馬の桐生市に
”床もみじ”で大変な事になっているお寺があります。
 それは
  「宝徳寺」 
御朱印帖も大人気もあいまって もう大変な営業ぶりです。
入山料 1000円+駐車料500円 
さらに 夜のライトアップ時は 
 特別料金 2000円+駐車料500円 
三脚・一脚の使用禁止

無料の以前は毎年行っていたのですが
もう 行きません 行けません。
見て下さい ここ↓ 
  http://www.houtokuji.jp/reflection-autumn.html

って いいうことで
は~~い また来ます。
3位のお立ち台まであともう少しじゃん
ポチしにきます。
これからもよろしくね ^^)/

2019/12/04 (Wed) 00:21 | kei #CvGXsNjo | URL | 編集
おめでとう

12時40分現在ランキング三位 お立ち台上りました\(^-^)/

2019/12/04 (Wed) 12:46 | Kei #CvGXsNjo | URL | 編集
keiちゃん ありがとう

keiちゃん

押し上げ ありがとうございます

もう何年ぶりのお立ち台
ジュリ扇 もうないわ

頑張って 更新を続けていこうと思います 


群馬の床もみじのお寺 えぐいですね
昔がめついといわれた大阪でも そんなえぐいお寺ありませんよ

床もみじではすごく有名な 奈良大和路の長谷寺でも入山料500円です
三脚、一脚、脚立類は 境内全域で禁止だそうです
最近は禁止のところ増えているようですね

閑谷学校は 400円 65歳以上200円 ライトアップもしていましたよ

昨年は 奈良の談山神社に行きましたが 600円でした
両方とも素晴らしいお寺で 歴史的な場所です

群馬のお寺 そんなアコギなことしていたら 罰があたりまっせ

床もみじあまりにもリアルに映りすぎですが 床材はなにですかね
まるで水に映っているみたいですね

2019/12/04 (Wed) 13:38 | TOSSY #mXJ0wlpU | URL | 編集

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