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憧れの奈良ホテル その2


歴史ある大和の国の迎賓館 奈良ホテル 内部探索 その2です

大階段を上がって2階に参ります
本館は2階建でエレベーターはございません
ゆったりとした階段です

上がったところに踊り場があり そこで90度曲がってまた上がります

吹き抜けには 春日大社の灯篭を模したおおきなシャンデリアが下がっていました

階段とシャンデリア

階段の踊り場の隅に注目 
大きな銅鑼があります 
昔 食事の支度ができたとき これでお客さんにお知らせしたのだそうです

では つづきをどうぞ

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続きです

奈良ホテルが建てられたのは 100年少し前の明治42年1909年です
日露戦争に勝ち日本も欧米列強の仲間入りし 外国人が来るようになったのです
そこで奈良の迎賓館として建てられたホテルでした

鉄道院が建てぬしで 経営は大日本ホテル(株)があたりましたが 大正2年から日本鉄道院の直営となりました
のちに鉄道院は鉄道省になり 国鉄 JRとかわっていくのです

ホテルは 昭和20年アメリカ軍に接収され 経営は(株)日本交通公社に委託されました
昭和27年 アメリカ軍の接収解除になり 翌28年 営業再開され 経営は都ホテルに委託されました
昭和58年(1983)(株)奈良ホテル設立
そして時代に合わせて宴会場や新館を増設し 今にいたっているわけです

皇室をはじめとし 昔から奈良を訪れる内外の著名人は ほとんどが奈良ホテルに泊まられます
あのラストエンペラー 愛新覚羅 溥儀皇帝や イギリスのエドワード八世 チャーリーチャップリン ヘレンケラー そうそうたるメンバーですね

私の若いころ 女の子がみんな憧れたあのオードリーヘプバーンも家族旅行で訪れているのです
この場所に立ちホテルスタッフとの記念撮影に気軽に応じてくれたということで 写真が飾ってありました

ヘプバーンの立った場所


2階からフロントを見下ろしています

階段 

勾配が緩いですね 
手すりがまるで御殿の欄干のようですね
橋やお寺や神社の欄干にあるような擬宝珠がついています
この擬宝珠は陶製です 奈良の伝統工芸「赤膚焼」で作られています
もともとは金属製のがついていたのですが 戦時中に金属供出したため 代用品として陶器で作ったのだそうです

また 階段踊り場にあった銅鑼 これも戦時中の空襲警報時にこれを鳴らしてお客様を防空壕に案内したそうです

階段を上がったところに休憩できる椅子がありました
まさにクラシックホテルですね

最近のホテルは座れば注文を聞きに来るところばかり・・

2階休憩室

吹き抜けの周りの壁には 大きな絵画が何枚もかかっていてまるで美術館のようです

2階

この絵は 階下のフロント前から見上げた時に目に入り 気になっていました
タイトルは 「鷺娘」不二木亜古作 春日大社近くにある志賀直哉邸での高畑サロンで志賀直哉と交流のあった画家だそうです

鷺娘』(さぎむすめ)とは、歌舞伎および日本舞踊の演目のひとつ。
鳥である鷺が、娘に姿を変じて踊るというものです

歌舞伎では 雪の降る中 綿帽子に白無垢という衣装で現れます 
片足で立ち、反対の足を後ろに曲げる「鳥足(とりあし)」というしぐさや、袖を羽のようにはためかせる振りで鷺を表現します

周りに鷺が描かれていますね

鷺娘

玄関ロビーの吹き抜けから階下を見てみますと 階段のところで新郎新婦が写真どりをしていました
この階段は撮影スポットのようで 夕刻 ダイニングルームに行こうとここに来たら 披露宴の終わった新郎新婦がお友達と記念撮影をしていました 

おきれいな花嫁さんでした お幸せにね

ブライダル

もうずいぶんと昔ですが いとこがここでお式をあげたのですが 戸外の緑の中でも写していましたわ
戸外での写真もいいですね


ところでこのシャンデリア 天井高さ9mです 電球が切れたらどうするの?

みんな どうすろんだろうって 疑問に思いますね

一年に一回 脚立や木材を総動員してやぐらのようなのを組み すべての電球を取り換えていたのだそうです

でも それは昔の話 今はLED電球があります
3年前の取り換えの時に LEDに替えたのだそうです
LEDというとクリスマスイルミの青い光を連想しますが 白熱球のような暖かい色もあるのですね

これであと7年は取り換えなくてよいといっておられました 高くついても労力を思うと 安いわね

大阪中之島の中央公会堂のシャンデリアは 昔のと同じデザインで復元したのですが この時に新しい技術を取り入れて 電動で昇降できるようになっています
オペラ座の怪人のような大きなシャンデリアが スイッチひとつで 降りてくるのです(写真


吹き抜けを左へ行くと客室です

客室の廊下 左右にドアが並んでいます

廊下

客室 ツゥイン スタンダード です

客室 ツウイン スタンダード

部屋にはラジエーターが有りました
奈良ホテルは大正3年からスチームによる全館暖房なのです
スチームになる以前は マントロピースだったのです

スチームを通すパイプがラジエーター
今も冬になるとパイプ(ラジエーター)を通る暖かな蒸気が本館を温めているのです

金色が階下のロビーのもの グレーは客室にあったものです 

ラジエーター

廊下にもありました
さっきの廊下の写真 ちょっとトリミングしました

ラジエーターと消火器

ラジエーターの右には 消火器が設置してあります
消火器の上にあるのは 真っ赤なツルハシです

ちゃんと写真を写しておけばよかったのですが わかりますか?

ドアに鍵がかかっていて 煙や炎が出ているときはこのツルハシでドアをぶち破るのでしょうか
炎と煙に包まれたとき このつるはしで窓をたたき割り脱出口を作るのでしょうか
こんな消火道具が置いてあるホテルは 初めて見ました

さすが 文化財ホテル 何か所も消火器とツルハシが設置してありました
これは部屋のドアの裏に貼ってあった避難経路です

XZ1_20120514_282.jpg

ラジエーターや 照明器具が金属供出されていなかったのは鉄道省直轄で 皇室御用達だったからでしょうか
私の通っていた高校は戦前はラジエータの設備があったそうですが 供出でなくなっていました
中之島公会堂のシャンデリアもなくなっていて 何年か前に復刻版を作りました
奈良ホテルのは残っていて本当によかったです

米軍に接収されていたとき 奈良ホテル全体にペンキを塗れとの指令が出たそうですが 当時の支配人が必死に奈良ホテルの由来などを説明して守ったそうです

ベランダの手すりだけは 赤く塗られています
神社も赤く塗ってあるといって塗ったそうですが もとは白木でした

外だけで済んでよかったですね 
戸外は雨風が当たりますから塗ってあるほうが痛まないですね

では 今日はここまで

次回は ダイニングルーム ディナー 朝食 喫茶室をご案内しますね
ごちそう お楽しみにね

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カメラ機種名 OLYMPUS XZ-1
撮影日時 2012/05/13
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Theme: 京都・奈良 | Genre: 旅行

コメント

NoTitle

いつも思うことこまめなレポート感心しながら読ませていただき、写真に見入りました。
近くにあって遠いもの と思っていましたが、こんな風に書いて頂き行ってみたい気分になります。
日本の文化財 としての値打ちは十分ですが、今も客が泊まれるってことがすごいです。
次回を楽しみにしています。無理なくぼちぼちしてくださいませね。 

2012/06/04 (Mon) 08:48 | kikuko #EQuk4h4w | URL | 編集
kikukoさんへ

いつもありがとうございます
ホテルはリニューアル済みで 水回りなども新しくなっていました
昔のホテルは カレーソースの入れ物の大きくしたようなバスタブがぽんとあるなんてのもありましたけれどね
矢張り憧れなのでしょうね お客様多かったです
小さなお子連れの3世代の家族旅行なんて方もおられました
ぜひいちどお泊りに行かれるといいですよ

2012/06/04 (Mon) 11:20 | TOSSY #mXJ0wlpU | URL | 編集
NoTitle

私はいつも「猫足バスタブ」のお部屋をお願いしてます。
お風呂のスチームもとても暖かいですよね。
私は道産子なので12月~2月の奈良くらいの気温が心地いいのです(笑)

札幌グランドホテル、地元なので時々行きますが奈良ホテルもそうですがBARが素敵ですよね。

2012/06/05 (Tue) 19:26 | さくら #- | URL | 編集
さくらさんへ

札幌ですか 札幌に行ったとき泊ったのはプリンスでしたが グランドへお茶をしに行ったのですよ
私の泊ったお部屋はお安い部屋だったのか バスルームがとても小さかったです もとはシャワーしかなかったお部屋にタブを入れたのかしらという感じでした
昔のホテルは外人に合わせてあったのか タブが大きくて 小柄な私は寝そべると足が向こうにつかなくて体が浮き上がって落ち着かなかったのですが 今回は家のお風呂みたいでした

2012/06/05 (Tue) 19:58 | TOSSY #mXJ0wlpU | URL | 編集
NoTitle

奈良ホテルは元々は数部屋で1つのお風呂を使うスタイルだったので、各部屋にお風呂をつける時に様々な広さのバスルームになったそうです。

私はオフシーズンだから、だったのかも知れませんね。
今年も12月辺り、と考えています。

2012/06/06 (Wed) 11:08 | さくら #- | URL | 編集
さくらさんへ

そうだったのですか あまりの狭さにバスルームではなかっただろうと思っていました
昔 帝国ホテル旧館に泊ったことがあるのですが お風呂めっちゃ広くて 猫足タブ 便器とビデがありました 和ダンス 洋服ダンス 整理ダンスとありましたよ 745

2012/06/06 (Wed) 12:46 | TOSSY #mXJ0wlpU | URL | 編集
NoTitle

やはり中は素晴らしいものですね。
それにしても1つ1つの解説が詳しくて読んでいて嬉しいです。

しかし、米軍は接収すると何故ペンキを塗りたがるんでしょう。
他の文化財でもそんな事が多くありますよね。

2012/06/07 (Thu) 01:01 | たくあん #HfMzn2gY | URL | 編集
たくあんさんへ

ペンキ塗りはアメリカj人の常識なのでしょうね
木造建築はペンキを塗ることで耐用年数を長くしたのだと思います 日本の木造は 伊勢神宮など20年で建て替えですから 白木でよかったのでしょう 一般住宅でも大きな住宅は接収されたのだそうですが ペンキ塗りたくられたそうです
山本富士子さんの堺のほうにあったご実家が接収されたそうです 

2012/06/08 (Fri) 16:54 | TOSSY #mXJ0wlpU | URL | 編集

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